銀座4丁目交差点近くのリコーイメージングスクエア銀座(中央区銀座5、TEL 03-3289-1521)8階のギャラリーA.W.Pで2月5日から、写真展「HOLLYWOOD STARS&CARS」が始まった。
同展では映画と映画スターに関する世界有数の写真コレクションを持つThe Kobal Collection(コバール・コレクション)から、モノクロ作品約25点を展示する。
コバール・コレクションは、カナダ生まれのジョン・コバールさんが創設したもので、質・量ともに優れたフィルムフォトグラフィーのコレクションとして高く評価されている。ニューヨーク近代美術館をはじめとする全米やヨーロッパでも、ツアー形式の展示が催されてきた。
今回の展示作品ではクラーク・ゲーブル、バスター・キートン、ロナード・レーガン、ゲイリー・クーパー、マレーネ・デートリッヒ、リタ・ヘイワースなどハリウッドの往年のスターが、パッカード、キャデラック、ビュイック、ポンティアック、マーキュリー、ベントレーなどの車と共にフレームに収まっている。
これらの写真を撮影したのは無名のカメラマンで、映画のスチール写真、新車のお披露目用、スター自身が所有する車の写真など、撮影された目的やシチュエーションはさまざま。
同施設所長の池永一夫さんは「8×10(エイトバイテン)」と呼ばれる大きなフィルムで撮影され『全紙』という大きなサイズにプリントされたモノクロ写真は、肉眼に近い遠近感とシャープな実在感があり、デジタル写真では再現できない魅力がある」と話す。
「映画、スター、ファッション、車とさまざまな角度から楽しんでいただける展示になっていると思う。当時にタイムスリップするような気分でご覧いただければ」とも。
会場では展示されている作品を含む50点を額付き=68,250円、額なし=57,750円で購入できる。
開館時間は11時~19時(最終日は16時まで)。火曜休館。入場料は500円。3月9日まで。