松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)は1月2日より、「第23回 銀座古書の市」を8階大催事場で開催する。
新春恒例の名物行事である同イベントは、全国の有名古書店13店舗が集まり、各店が保有する貴重な錦絵、文献、資料、秘蔵名品稀書や美術書画、書籍など幅広い品揃えの約5万点が出品される。
昨今の江戸時代人気を反映し「現代に伝える職人の技」として江戸幕府大工頭図面、きせる、指輪、象嵌(ぞうがん。1つの素材に異質の素材をはめ込む工芸技法)、螺鈿の下絵、輸出用銅器作製のための下絵、伊勢型紙商資料などを揃えたほか、「銀座の夜店、露店、そして古本屋」をテーマに、明治の初めから昭和30年代の店や街並みを撮影した写真、資料や銀座の旦那衆による座談会記録を展示する特設コーナーを設ける。
同社広報担当者によると「幅広い顧客層が定着しており、初日目指して毎年いらっしゃる方も多い」という。最終日は17時閉場。1月5日まで。