エコや平和をテーマに作品を発表してきた高校生ドローイング・アーティスト、ジュンイチさんの個展が1月8日より、銀座・ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)で開催されている。
ジュンイチさんは1989年に兵庫県西宮市で生まれ、現在も同市に在住しながらドローイング活動を続ける17歳の現役高校生。2002年米ブッシュ大統領訪日の際、「NYを描く天才画家」として招かれ、平和のメッセージを贈った少年としても有名。
ジュンイチさんがドローイングに目覚めたのは、6歳で訪れた米ニューヨークの「自由の女神」の足元で描き下ろした1枚の作品がきっかけ。ジュンイチさんはその後、自身のドローイング体験に感銘を受け制作活動を本格スタート。8歳で開催した初の個展が評価され、個展開催から2年後には作品集を出版、12歳で念願のNY個展を開いた。
現在はクリエーター発掘・育成事業を手がけるソニーミュージックグループ企業「ドリームランチ」(千代田区)とアーティスト契約を結び、同グループ内のプロジェクトにアーティストとして参加するなど各方面で活動の幅を広げている。
ソニービルで展示中の作品は、昨年3月韓国・ソウル市内で開いた個展で初披露された3枚組のパネル作品「MIX.DRAGON」(写真)。ジュンイチさんがアジアを旅して感じたものを表現した作品だという。会場では、これまでの作品約15点と、韓国での個展開催時の資料写真を集めたスライドショーも併せて紹介。ジュンイチさんの絵が描かれたマグカップやタンブラー、エコバッグなどのグッズ(非売品)も展示している。
入場無料。1月16日まで。©Junichi