銀座ソニービル(中央区銀座5)で7月25日、沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館の監修の下、同ビル全館を舞台とするイベント「47th Sony Aquarium(ソニーアクアリウム)」が始まる。
毎年恒例の同イベント。昨年は45日間の開催期間中に小学生以下の親子連れ・祖父母と孫の家族連れやカップル、友人同士など約51万人が来館した。
今回は今年3月5日(サンゴの日)に国立公園指定を受けた沖縄・慶良間(けらま)諸島をテーマに、美しいサンゴ礁の海に生息する生き物の世界を水槽と映像で再現し、38日間で約44万人の来館を見込む。
同ビル屋外イベントスペース「ソニースクエア」には今年も14トンの大型水槽が登場。「ナポレオンフィッシュ」の名前で知られる体長1メートルを超える「メガネモチノウオ」や、2008年から水槽内のメンバーとなり、ユーモラスな表情で来館者からの人気も高いという全長1.5メートルの「ニセゴイシウツボ」など25種類約1000匹の魚が開催期間中、順次登場する。
1階エントランスホールには、慶良間諸島で観測されているザトウクジラ「Z(ゼット)」の尾びれを再現した高さ2.5メートル、幅5.1メートルの模型を展示。1階・2階のソニーショールームでは、ソニー製品を通して慶良間の自然を体感できる「探検!美ら海ワンダーアイランド」を開く。
8階コミュニケーションゾーンOPUS(オーパス)では、「ケラマブルー」と呼ばれる鮮やかな海の色、「日の光に輝くサンゴ礁と熱帯魚」、冬に北の海から出産と子育てのために訪れる「ザトウクジラ」をソニーの機材を使って撮影した「4K撮影映像」を横8メートル×高さ2.7メートルの大画面で上映する。
そのほか、スタンプラリー抽選会や、同ビル内の飲食店「パブ・カーディナル」「あるでん亭」で沖縄や世界各国のリゾート地の人気メニューを提供する「南国フェア」などでイベントを盛り上げる。
同ビル広報担当の林原由佳子さんは「5月ごろから『今年もソニーアクアリウムは開催しますか?』『毎年来ているので今年も楽しみにしています』と、お客さまから期待の声を頂いている。数寄屋橋交差点に設置した水槽を見たお客さまから『今年もこの季節がやってきたね』と声を掛けていただくことも多く、このイベントが銀座の風物詩として根付いていることを感じる」と話す。
「飲食以外は全て無料で体験でき、東京で沖縄気分が満喫できるイベント。時間の無い方は、屋外の水槽を見るだけでも涼を感じられるし、ライトアップされた夜の水槽は、昼とはまた変わった雰囲気でご覧いただける」とも。
営業時間は11時~19時(屋外の水槽は23時まで鑑賞可能)。8月31日まで。