クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-6835-2260)で9月16日、「イラストレーター176人・自由に描いた176点の絵『TIS展』」が始まる。
同展は東京イラストレーターズ・ソサエティ(以下、TIS)主催による恒例の催しで、今年が 20回目。176人の会員が参加し、一辺が30センチの正方形に各作家が描き下ろした新作イラストレーション約176点を展示・販売する(一部、出力作品もあり)。
TISは昨年25周年を迎え、会の「顔」であるロゴマークも一新した。同ソサエティの新しいスタートにあたり、会員が得意分野で作品を出品することで「『イラストレーションの今』を感じられる展覧会にしたい」という意図から、今回は作品に特定のテーマを設けず、「自由に描いた」絵が並ぶ。
初日朝のみ、抽選で作品購入の申し込み順を決める。同展での作品販売価格は、参加者全ての作品が1点3万5,000円(額代込み)という「一般にとりわけ求めやすい価格設定」となっているため、ファンが個人的に購入することが多く、人気作品には多数の購入希望者が出る。そのため、毎回、抽選には80人ほどが参加している。
11時~11時30分の間に購入希望者に抽選券が配布され、11時30分からの抽選で決定した順番に希望の作品を購入できる。
同ギャラリーの小高真紀子さんは「購入されるお客さまは30代~年配の方が多く、毎年楽しみにしていらっしゃる方も。イラストレーションは普段、印刷物で見るものだが、この展覧会で原画を購入する楽しさを感じていただいているようだ」と話す。
今月26日には「TIS夜店」と題し、出品作家が売り子になって、「レアな」グッズや本などを作家本人から購入できる1日限定の「夜店」を開く予定。
10月6日にはスージー甘金さん、斉藤美奈子ボツフォードさん、ヒロ杉山さん、薙野たかひろさん、都築潤さんらによるトークショー「第259回クリエイティブサロン」を開催。各イベントの参加方法などの詳細は、同団体のホームページで確認できる。
「日本のイラストレーション界をリードする176人の作品がズラリと並ぶ、にぎやかで楽しい展覧会。ぜひ会場で、お気に入りの作品や作家を探していただければ」と小高さん。
開催時間は11時~19時。日曜・祝日休館。入場無料。10月9日まで。