「ぎんけいさろん&ギャラリー」(中央区銀座1)で12月2日、「『眼福』~三島太郎コレクション&セレクション展~ 」が始まる。
同スペースは今年3月に銀座経済新聞のリアルスペースとしてオープン。これまでは招待制の作品展示やプロデューサーの立川直樹さん、漫画家の山野一さんのトークショーなどを催してきた。
「眼福」は同スペース初めてとなる一般公開の展覧会。銀座経済新聞を運営するフェイバー(銀座1)の三島太郎社長が選び、同社長やフェイバーおよびグループ会社が所蔵する耽美(たんび)系やサブカル系を中心とした作品約30点を展示。宇野亜喜良さん、中井結さん、西塚emさん、林千絵さんほかの作品は展示のみで、木村龍さん、谷敦志さん、ねこぢるy(=山野一)さん、森馨さん、山口椿さんらの作品は販売も行う。
同社はウェブソリューションが本業だが、2008年から2010年まで、恵比寿や神田の期間限定スペースでアートショップやギャラリーの運営を手掛けた後、現在まで、子会社を通じて都内および大阪のギャラリーや商業施設などで催される展覧会の企画・プロデュースを行っている。
三島社長は「約8カ月間、ぎんけいさろん&ギャラリーをほぼ会員制という『超マイペース』で運営する中で、ギャラリー激戦区の銀座で多くの人に自分が関与するアーティストの作品を見てもらいたいという気持ちが膨らんできた。今回は前哨戦として、自分が選んだ作品をもう一度、世に問うてみようと思った」と話す。
「今回作品を展示するアーティストは、すでに評価が確立している人からまだ評価が定まっていない人、そして普段はあまり作品を見る機会のない人とさまざまで、作品の選定基準は『自分が良いとほれ込んだ作品であること』の1点のみ。作品という『点』は、私の中では自分でも説明のできない『線』でつながっているが、見方、感じ方は自由。自分がそうであるように、一つ一つの作品を無心に眺める時間を楽しんでいただければ」とも。
開廊時間は13時~19時。12月7日は休廊。入場無料。12月13日まで。