銀座三越パサージュで12月3日、「GINZA ILLUMINATION(ギンザ・イルミネーション)ヒカリミチ2014~未来を照らす光~」の点灯式が行われた。
銀座4丁目交差点付近に設置された球体オブジェ「MOON(ムーン)」
「GINZA ILLUMINATION」は、2011年から「東北復興への願いを込めて」開催されているイルミネーションイベントで今年が4回目。毎年、銀座中央通り1丁目から8丁目の街路と、晴海通りの数寄屋橋から銀座4丁目交差点付近までのエリアが舞台となる。主催は銀座通連合会、全銀座会と、銀座通り、晴海通りにショップを構えるラグジュアリーブランドを運営する企業から成るギンザ インターナショナル ラグジュアリー コミッティ(GILC)。
74本の光る三角柱を中心に、銀座通りと晴海通りの沿道に、同イベントのために特別に開発されたという約18万個の「スペシャル・シャンパンゴールドLED」が設置されたほか、4丁目交差点付近には高さ約2メートルの球体オブジェ「MOON(ムーン)」がお目見え。同交差点角の工事現場の仮囲い壁面には、障がいのある人たちのアート作品を中心に展示している、「るんびにい美術館」(岩手県花巻市)の作品も掲示されている。
点灯式には、中央区長の矢田美英さん、築地警察署の三藤晋也署長、銀座通連合会の谷澤信一理事長、GILC代表の三木均さんのほか、女優の忽那汐里(くつなしおり)さんも登場。イルミネーションが点灯すると幻想的な「ヒカリミチ」が現れ、通りは歓声に包まれた。
イルミネーション期間中、GILCに加盟するブランド店舗や趣旨に賛同する38店舗には募金箱を設置。集まった募金は、日本ユネスコ協会連盟の「東日本大震災子ども支援募金」に寄付される。
銀座通連合会理事長の谷澤信一さんは、「このイルミネーションイベントを通して、銀座から東北へ、『元気』『希望』『幸せを願う気持ち』を届けたい」と話す。
イルミネーションの点灯は15時~24時。来年1月18日まで。