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銀座で日本の靴の展覧会-熊谷登喜夫さん、高田喜佐さんらの靴も

1970年代から靴デザイナーとして活躍した高田喜佐さんのパンプス

1970年代から靴デザイナーとして活躍した高田喜佐さんのパンプス

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一般社団法人日本皮革産業連合会が運営する日本の皮革製品のショールーム「TIME & EFFORT」(中央区銀座8)で3月10日、「J-Shoes Chronicle 1945~2015 時代を彩った名靴、流行靴30選」が始まった。

1980(昭和55)年、パリでデビューした熊谷登喜夫さんのパンプス

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 同展は1870(明治3)年3月15日に築地入舟町に日本で初めての本格的な製靴工場「伊勢勝造靴所」が作られたという「靴の記念日」にちなんだもので、昭和20年代から現在までの「靴産業史」の中でのエポックメーキングな靴、ファッションとして注目されたりヒットしたりしたものなど「名靴・流行靴」約30点を展示する。

 男性靴は1955(昭和30)年前後、製靴技術コンクールで優勝したフルハンドメードの「小笠原製靴の手縫い靴」、1972(昭和47)年・73(昭和48)年にイタリアで「オスカー賞」を獲得した「マレリー」、1998(平成10)年に「ギルド」でブランドデビューした山口千尋さんのハンドメードシューズなど。

 女性靴は1970(昭和45年)頃に爆発的に売れたという「ストーム入りの編み上げブーツ」や、70年代前半に流行した「プラットフォームパンプス」、1970年代後半~80年代にかけて流行した「ニュートラパンプス」など、時代を反映する靴を紹介する。

 ほかに高田喜佐さん、熊谷登喜夫さん、赤嶺勤さんなどの有名靴デザイナーが手掛けた靴も。

 会場では日本製靴(現・リーガルコーポレーション)、大塚製靴、ユニオン製靴(現・世界長ユニオン)などが昭和時代に作った靴のメーキングビデオの紹介や戦後の靴産業に関する写真や靴関連の雑誌・史料の展示なども行う。

 同展を企画したシューフィルの城(たち)一生社長は「古い靴はほとんどが廃棄され、なかなか現在まで残っていない。これまであまり語られてこなかった日本製の靴作り、物作りを振り返るきっかけになれば」と話す。

 開催時間は12時~20時(土曜・日曜は11時~19時)。月曜定休。入場無料。今月15日まで。

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