築地本願寺(中央区築地3)で7月29日~8月1日の4日間、毎年恒例の「築地本願寺納涼盆踊り大会」が開催される。
例年、地域の住民や仕事帰りのサラリーマンのほか遠方からも祭りを目当ての客が訪れ、築地市場観光のついでと思われる外国人の来場者も多い同祭り。68回目の今年は、4日間で延べ3万人の来場者を見込む。
盆踊りには「築地音頭」「ホームラン音頭」「これがお江戸のボンダンス」「東京音頭」「炭坑節」などの曲が用意され、踊りの合間には大江戸助六太鼓による、太鼓の生演奏も披露される。
「日本一おいしい盆踊り!」をうたう同祭りでは、境内に「築地の銘店」である「鳥藤」「きつねや」「菅商店」「広洋」「松露」「味の浜藤」「紀文食品」「和田久」「近江屋」「すし鮮」が出店し、飲食物などを提供する。
31日には仮装大会も開催。盆踊りが始まった当時から行われていたが、月日がたつうちに自然消滅的に行われなくなっていたものを60回の節目に復活させたもので、毎年参加する人もいるという。
広報担当の西原大地さんは「1934(昭和9)年に築地本願寺の石造り風の本堂が竣工してから今に至るまで約80年。築地、銀座かいわいは大きく発展し、街の様相も変わった。そうした変化の激しい時代の流れの中にあって、毎年行われる盆踊りが皆さんの中で変わらぬ憩いの場であってほしいと願っている」と話す。
開催時間は、29日~31日=19時~21時、8月1日=18時~20時30分。