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銀座エルメスでローラン・グラッソ展 映像・絵画・木彫・オブジェなど展示

「Soleil Noir(黒い太陽)」ローラン・グラッソ展に展示中の作品「Studies into the Past(過去についてのスタディ)」

「Soleil Noir(黒い太陽)」ローラン・グラッソ展に展示中の作品「Studies into the Past(過去についてのスタディ)」

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 メゾンエルメス(中央区銀座5)8階「フォーラム」で現在、「Soleil Noir(黒い太陽)」ローラン・グラッソ展が開催されている。

「Soleil Noir(黒い太陽)」ローラン・グラッソ展に展示中の作品「Pretre JOMON(縄文時代の司祭)」

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 ローラン・グラッソさんは1972(昭和47)年生まれのフランス人アーティスト。パリ、ニューヨーク、ロンドンでアートを学んだ後、世界各国の美術館で個展を開催。2008年にはマルセル・デュシャン賞を受けるなど注目を集めている。

 日本では初の本格的な個展となる同展では、ポンペイ遺跡とストロンボリ島の噴火口をドローンからの視点で撮影した映像を大画面に映し出す「Soleil Noir・黒い太陽」をはじめ、絵画・木彫・オブジェなどさまざまな表現形態の作品を展示する。

 多くの場合、歴史的な資料や科学文献のリサーチから作品制作を始めるというグラッソさんは、リサーチのため来日した際に土偶・能面・金びょうぶなどの日本古来の表現からインスピレーションを受けたといい、同展では日本における超常的な出来事や江戸時代の伝説などを取り上げた作品も展示する。

 グラッソさんは「超常現象、火山や地震などの災害・戦争・廃虚は時空を超えて世界中に見受けられる現象。作品にはさまざまな時間を織り込んだ奇妙な感じがただよっていると思う。世界への新たな視点、観察の手法を感じてもらえれば」と話す。

 開廊時間は11時~20時(日曜は19時まで)。年末年始はエルメス銀座店の営業時間に準じて休み。来年1月31日まで。

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