築地本願寺(中央区築地3)ブディストホールで1月30日・31日、「THEこども寄席 2016新春特別公演」が開催される。主催はマゼル・ジャパン(中央区勝どき2)とちゃいるどEYEプロジェクト。
2016年に10周年を迎える「THEこども寄席」。舞台上に設置したスクリーンに話の節目で登場人物のイメージや時代背景の絵を映し出すなどして、小さな子どもでも演芸を楽しめるように工夫を凝らす。
来場者は5~11歳ほどの子どもを連れた家族が多く、遠方からの来場者も。公演は第1回開催時から満員となっているが、リピーターが増加したこともあってここ数年は以前よりも早く予約が埋まるようになったという。
30日は、「あまりの気配りのうまさに二つ目昇進が遅れた」という逸話を持つ若手落語家の春風亭一蔵さん、「紙切り」の林家正楽さん、漫才の宮田陽・昇さんが出演。31日は講談の神田松之丞さんと音楽漫談のめおと楽団ジキジキに加え、「『THEこども寄席』でただ一人、アンコールの声がかかった落語家」の立川晴の輔さんが出演する。両日とも前座には獅子舞が登場し、公演前にはあめ細工・射的などを楽しめる「ミニ縁日」も催す予定。
12月10日の時点で、午前の部は混み合ってきているが午後の部は両日とも「十分に席がある」という。
同社ちゃいるどEYE プロジェクト担当の田村紀子さんは「年に数回開催している『こども寄席』の中でも、この新春特別公演は特に好評。両日ともに、落語・色物だけでなく漫才や講談など幅広い寄席芸を堪能でき、出演者も人気どころが勢ぞろいした。子どもだけでなく大人が見ても十分に満足できる内容となっている」と話す。
公演スケジュールや入場料金・予約方法などの詳細はホームページで確認できる。