松屋銀座(中央区銀座3)8階イベントスクエアで1月20日、「銀座 古書の市」が始まる。
同イベントは同館の恒例行事で、32回目の今回は「めくっても、めぐっても飽きない日本」がテーマ。専門ジャンルの異なる有力古書店17店舗によって全国から集められた書籍、文献、資料、美術書画など約2万点を取りそろえる。
主な客層は40代~60代後半の男性客でリピーターも多く、東北や関西からの客もいるという。
会場には18世紀末ごろの「長崎輸出 蒔絵(まきえ)プラケット」(86万4,000円)、「タカラブネ コドモノクニ 正月号付録」(2万8,000円)、「有用植物図説 図編・解説編共全7冊」(19万4,400円)などが並ぶ。
同館リビング・呉服・美術課美術担当主任の板橋弘子さんは「当館の『銀座 古書の市』は、出展店舖に美術書画系統に特化した店舗が多いのが特徴。出版物の多様性がその国の文化の成熟度を表す尺度になるという点で、この催しは世界的にも注目を浴びつつある『ジャパン カルチャー』の多様性を深く知る一助となるのでは」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は17時30分まで)。入場無料。今月25日まで。