警視庁の歴史と活動に関する資料を展示する「警察博物館」(中央区京橋3、TEL 03-3581-4321)5階イベントホールで現在、特別展「警視庁のりもの大百科」が開催されている。
警視庁の「のりもの」は、警視庁が創立された1874(明治7)年、制服の巡査が伝令の勤務を騎馬で行ったのが始まり。
「警察官にとって『相棒』といえる存在」である、さまざまな移動用機器や生き物を紹介する同展。会場ではパトカー・白バイ・特殊車両・騎馬・ヘリコプター・警備艇などさまざまな「警視庁ののりもの」の機能や歴史を写真・パネルで紹介するほか、大型ヘリコプター「おおぞら1号」や「警備艇 ふじ」などの模型、警察車両のミニカー約330種類なども展示。2種類のパトカーのサイレンを自分で鳴らすことができるコーナーも設ける。
警視庁総務部広報課広報センター主査の田中秋史(あきふみ)警部は「見どころはパトカーの屋根に搭載される赤色灯3種類の実物展示。昭和30年代に使用されていた円筒形のシンプルな形のものから、より目立つように現在のモデルへと変化してきたのが分かっていただけると思う」と話す。
「期間中は『鑑識なりきり体験』『白バイ乗車体験』『パトカー乗車体験』などさまざまなイベントも用意しているので、家族で参加していただければ」とも。
開館時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館無料。3月31日まで。