銀座・ソニー通りに「ミクソロジスト」のいるバー、2フロア展開

黒を基調にした5階フロア。フルーツケースには常時10~15種類旬のフルーツが並ぶ。

黒を基調にした5階フロア。フルーツケースには常時10~15種類旬のフルーツが並ぶ。

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 バーの運営、飲食店のプロデュースなどを手がけるミクソロジスト(港区)は3月9日、銀座・ソニー通り沿いに「BAR RAGE(レイジ)銀座店」(中央区銀座8、TEL 03-5568-1968)をオープンした。

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 「mix」の造語で、直訳すると「混ぜる学問」というミクソロジストは10年ほど前にロンドンで誕生したとされ、旬の野菜や果物、ハーブなどを使用し「今までバーで用いられなかった素材を使ってバーテンダーが料理人のようにクリエーティブなカクテルを作る」(同社北添智之社長)スペシャリストを指し、同店では北添さんをはじめ、さまざまなバーで経験を積んだ4人のミクソロジストがカクテルを作る。

 4階と5階に展開する同店の店舗面積は各13坪。それぞれのフロアでコンセプトを変えており、4階は木目を基調にしたラウンジで客席数は20席、ウイスキーやシガーなどを提供する。5階は黒を基調に、特徴的な円形のグラス棚を中心に設置した。客席はカウンター10席。フルーツケースには2年前から同社が果物の卸も手がけていることから常時10~15種類の旬のフルーツやハーブ、野菜などをディスプレーし、季節の素材を使ったカクテルを提供する。

 加工したリキュールなどは使わず、旬のフルーツや野菜、ハーブやスパイスなどを使って作るカクテルは利用客のリクエストを聞いてから作るため、特にメニューなどの用意はない。3月現在では、イチゴにハーブを加えたものや、バラの花びらを入れたものやデコポンやきんかん、日向夏ミカンなどを使ったカクテルが好まれるという。カクテルは1,600円~。

 このほか、日本酒の八海山が手がける地ビール「泉ビール」のドラフト(1,000円)やスタンダードなカクテル、イタリアのコレクターから譲り受けたという貴重なウイスキーなども用意する。今後、イタリアンやフレンチをベースにし、ハーブなど「生の素材を使ったカクテルに合う料理も提供していく」(北添さん)。そのほか、プレミアムウオツカ「グレイグース」をボトルでテーブルにサーブし、好みのカクテルを客が作るという、ニューヨークの「Wホテル」やクラブなどで用いられているスタイル「シェアーズボトル」の提供も予定している。客単価は4,000円~5,000円。

 同店は「看板のないバー」として知られる青山店に次ぐ2店舗目。「旬のものを感じてもらいながらアルコールとよいお付き合いをして頂きたい」と話す北添さんは同店について「銀座は日本の中心で、あこがれの街。ミクソロジストの考え方を発信できる中心的な場所になれば」と期待を込めている。営業時間は、月曜~金曜=18時~翌5時、土曜=18時~24時。日曜・祝日休。来店時は予約が望ましい。

BAR RAGE

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