東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋3)で6月27日、映画プロデューサーに焦点を当てる新たな企画「映画プロデューサー 佐々木史朗」が始まる。
1939(昭和14)年生まれの佐々木さんはテレビ番組の制作に携わっていたが、1978(昭和53)年、橋浦方人監督の「星屑のマリオネット」を製作・公開したことをきっかけに映画界に進出。翌年、ATG(日本アートシアター・ギルド)の2代目の社長に就任した。
ATGで大森一樹さん、井筒和幸さん、根岸吉太郎さんら、当時の新進気鋭の監督たちの作品を次々とプロデュースした後、アルゴ・プロジェクトへの参加を経てオフィス・シロウズ(新宿区)を設立。多くの作品の企画・製作を行ってきた。
今回は40年近いキャリアの中で佐々木さんがプロデュースした作品の中から、18人の監督による18作品を上映。
上映作品のラインナップには「ヒポクラテスたち」「ガキ帝国」「遠雷」「転校生」「家族ゲーム」「20世紀ノスタルジア」「ナビィの恋」などの有名な映画が並ぶ。
期間中は佐々木さんのトークイベントも開催予定。
料金は一般520円ほか。月曜休館。7月16日まで。