セレクトショップの企画・運営などを手がけるニックストーキョー(渋谷区)は3月16日、銀座桜通りそばに1号店となる「GREEB ROW(グリーブ ロゥ)」(中央区銀座1、TEL 03-5524-3129)をオープンした。
同社初の店舗となる同店店舗面積は約66平方メートル。1階エントランスにある印象的な木の造作は、皇居・新吹上御所の門や宮内庁長官公邸、寺院などを手がけた職人、二村和広さんが担当。2階ウイメンズフロアのベンチも手がけた。内装は「中庭をイメージ」(同社広報担当者)。店内にツタや生花を配したのがポイントで、白を基調に木の質感を生かした。店名の由来は「グリーンとブラウンの造語」(同広報担当者)。
取扱商品は、オリジナル=50%、インポート=50%。ウィメンズは「自分らしさ」をコンセプトに、ドレスラインではワンピースを中心に展開する「マリーパヴィエ」、カジュアルラインでは「心地よさ」をテーマにした「フラガリア」などのオリジナルや、スウェーデンの「オッド・モーリー」、カットソーやニットを中心に展開するドイツの「81Hours」などをそろえる。価格帯は、ワンピース=24,000円~、カットソー=7,500円~。
メンズは「ニュードレスコード」をテーマに、ドレスラインでは「フロックス」、カジュアルラインでは「ロウ」、靴やデニムなどを展開する「ニードル&オール」をオリジナルブランドとして取り扱うほか、デニムを中心としているアメリカの「コーパス」、80年代のテイストを感じさせる「フランクリン&マーシャル」などで構成。価格帯は、シャツ=12,000円~、ボトムス=17,000円~。
同社は昨年秋にセレクトショップ「SHIPS」などで経験を積んだスタッフを迎え入れて設立された小杉産業の完全子会社。30代を中心とするスタッフで構成され、同世代の団塊ジュニア層に向けて共感性の高いアイテムを発信していく「ジェネレーション・ストア」をコンセプトに展開。都内と近郊で19年度中に3店舗、20年度内に2店舗の計5店舗のオープンを予定している。営業時間は11時~20時。無休。