来年2月4日に閉館する映画館「TOHOシネマズ 日劇」(千代田区有楽町2)で1月27日から、特別上映会イベント「さよなら日劇ラストショウ」が行われる。
同館の前身の「日本劇場」は1933(昭和8)年にオープン。その後、一時閉館や館名の変更などを経ながら、現在まで営業を続けてきた。
さよなら日劇ラストショウ実行委員長の小林秀司さんは「フィルム映写機を外部から持ち込み、最新のシネマ・コンプレックスでも上映できない作品を多数用意して、皆さまのご来館をお待ちしている。いつまでも皆さまの記憶にとどめていただけるような9日間になれば」と話す。
今も続くヒットシリーズの原点となる作品を中心に新旧の名作を取りそろえ、「ゴジラ」「ターミネーター」「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」「七人の侍」「紅の豚」など約60作品を上映。フィルムでの上映も多い。
「トイ・ストーリーナイト」「バック・トゥ・ザ・フューチャーナイト」「メカゴジラナイト」などのオールナイトイベントも実施する。
オールナイトイベントについて、小林さんは「日劇のスクリーンを前に、一晩中その映画の世界観に浸っていただきたいシリーズやジャンルをと考えて選んだ。特にメカゴジラ特集は貴重な機会。来年公開されるゴジラシリーズの最新作『GODZILLA 決戦機動増殖都市』につながるメカゴジラの原点を、ゴジラの聖地ともいうべき日劇で再発見していただきたい」と力を込める。
会場では、フィギュア「ムービーモンスターシリーズ ミレニアムゴジラ さよなら日劇 ラストショウ ver.」と「記念パンフレット」を数量限定で販売する予定。
各作品の上映時間などの詳細は1月16日に、同館ホームページで発表する。
鑑賞料金は1,100円ほか。2月4日まで。