松屋銀座(中央区銀座3)8階イベントスクエアで4月6日から、「第93回朝日チャリティー美術展 東京展」が始まる。主催は朝日新聞厚生文化事業団と朝日新聞社(以上、中央区築地5)。
朝日チャリティー美術展に出展される諸星昭弘さんの「おべんとう」
同催しでは、文化勲章受章者や文化功労者、芸術院会員、人間国宝などを含む約1000人から寄贈された絵画、陶工芸品、版画、掛け軸、色紙など約1500点を販売する。一部は入札による販売。
収益は児童養護施設や里親家庭で暮らす子どもの進学支援、「認知症カフェ」を全国に広める取り組み、東日本大震災救援事業などの、朝日新聞厚生文化事業団の社会福祉事業に使われる。
同事業団チャリティー美術展係の藤田さんは「新たに寄贈いただく美術家や著名人の作品もあるので、会場まで足を運んでいただければ」と話す。
今回は坂本憲二さん、西村慶明さん、はがいちようさん、諸星昭弘さんら14人のジオラマ作家が寄贈した作品約15点を展示し、入札で販売する「ジオラマ展」を同時開催。
「チャリティー美術展を毎年楽しみにしてくださるお客さまに喜んでいただける新たな企画をと考え、初のジオラマ展を開催することになった。町並みを作ったものや、山間を電車が走るもの、創作系のものなどさまざまな作品があり、とても楽しめるものになっていると思う」と藤田さん。
開催時間は10時~20時(7日は18時まで、9日は17時まで)。入札は9日13時まで。入場無料。4月9日まで。