十一月画廊(中央区銀座7)で5月21日から、「小池結衣 メゾチント10年展」が始まる。
「メゾチント」は銅版画の技法の一つ。同画廊の金井章子さんは「メゾチントは銅版画の中でもとても手間のかかる特殊な技法。初めに真っ黒になる下地を作り、白く抜く作業で絵を描くので、独特の光が生まれる」と話す。
「ささいな悲劇や自業自得、出来事あれこれ、見た風景、野菜果物、本の内容、日常のさまざまを日記のように制作してきた」という小池さんが、メゾチントでの制作を始めてから10年がたったことを記念して開く同展。約200点の作品から選んだモノクロ作品約30点を展示する。
開廊時間は12時~19時(土曜は17時まで)。日曜休廊。入場無料。6月2日まで。