鉄道模型の専門店「天賞堂 鉄道模型 銀座本店」(中央区銀座3)が4月19日、オープンした。
1879(明治12)年創業で時計・貴金属の販売で知られる天賞堂(銀座8)は、1949(昭和24)年から鉄道模型の製造販売も行っている。「天賞堂 鉄道模型 銀座本店」は今年3月に、銀座4丁目の天賞堂ビル建て替えのため閉店した銀座本店に代わる新店舗。
「16番ゲージ」と呼ばれるレール幅16.5ミリメートル、縮尺80分の1の商品を主に扱う店内には、車両からリアルな走行音や汽笛などの音が出たり、灯火類が点灯したりする「カンタムシステム」を搭載した模型が走るジオラマを設置。ジオラマには紅葉に染まる山や操車場、機関車に石炭を積む人、昔懐かしい国鉄のバスなどが配置され、来場者の目を楽しませる。
「カンタムシステム」を搭載した模型はそのリアルさが受け、従来の鉄道模型ファンに加えて、幼い頃に鉄道模型に憧れていた大人やこれまで鉄道模型に触れたことがなかった層からも注目されているという。
さまざまなテーマで鉄道模型の展示を行う企画展示スペースでは現在、平成を振り返り、天皇陛下が乗車される「御召列車」をテーマとした展示を行っている。
営業時間は11時~19時(日曜・祝日は18時30分まで)。木曜定休。