展覧会「映画雑誌の秘(ひそ)かな愉(たの)しみ」が9月7日、国立映画アーカイブ(中央区京橋3)7階展示室で始まった。
明治時代からの日本の映画雑誌の歴史を約400点の資料でたどる同展。
5つのコーナーから構成される展示のうち「日本の映画雑誌の誕生」では、1909(明治42)年に創刊された、現存する日本最初の映画雑誌「活動写真界」のうち、国立映画アーカイブが所蔵する 4 冊の展示を中心に、明治から大正にかけて創刊された映画雑誌を見ることができる。
「『キネマ旬報』の100年」では、今年で創刊100周年を迎えた「キネマ旬報」の、当時500部のみ発行された創刊号を展示。「戦後の映画雑誌」では、日本の映画産業の復興とともに黄金時代を迎えた当時の映画雑誌を紹介。変わり続ける映画雑誌の近年の展開も紹介する。
会期中には「映画雑誌小講座」と題するトークイベントも予定する。
開室時間は11時~18時30分(月末の金曜は20時まで)。月曜と9月23日~30日は休室。料金は一般250円ほか。12月1日まで。