「復興バー銀座店」が現在、「nu dish Deli & Café(ニューディッシュ デリアンドカフェ)」(中央区銀座4)で期間限定営業している。
宮城県石巻市に本店がある「復興バー」が東京で営業するのは今回が7回目。「被災地のおいしい食事を楽しみながら、被災地に縁のある人たちとたくさん会話をしてもらう。楽しみながら、無理をしない個々の関わり方を見出してほしい」との思いを込めて、「日替わりマスター」が店を切り盛りする。
飲食メニューは全て600円で、注文はチケット制。フードメニューは「金華さばのグリーンペッパーオイル漬」「牛タン入りつくね」「鯨大和煮」「牛たんつくねおでん」「馬肉ホルモン煮込み」など。石巻からだけではなく、台風被害があった千葉県、熊本県などからの食材も使う。ドリンクはビール、日本酒、ワイン、ジュースなどを用意する。
1月21日には乃村工藝社(港区)総務管理本部広報部チーフの浅野敦司さんが日替わりマスターを務め、店内には「光の箱」が飾られた。乃村工藝社は「みんなつながろう!プロジェクト」を立ち上げて石巻を中心に東北で復興支援活動を行っており、「光の箱」もその中で展示やワークショップが行われているオブジェ。
浅野さんは「東日本大震災の後、『光がなく暗かった街に光を』という思いで始まった『光の箱』のプロジェクトは、お年寄りにも震災時にはまだ生まれていなかった子どもたちにも親しんでもらっている。地震の記憶を伝えるためにも続けていきたい」と話す。
営業時間は18時~22時。1月31日まで(25日・26日は休業)。「光の箱」の展示は1月21日のみ。