「ザトウクジラ骨格標本プロジェクトPR展示」が2月13日・14日、沖縄物産の店「銀座わしたショップ本店」(中央区銀座1)地下1階で開催された。
2018(平成30)年11月に高知県黒潮町に打ち上げられた体長約8メートルのザトウクジラの仔を骨格標本としてよみがえらせ、沖縄県座間味村に展示するためのクラウドファンディングのPRを目的とする催し。このクジラは生まれ故郷である座間味村への回遊途中で親クジラや仲間からはぐれたと推測されている。
同プロジェクトで映像編集を担当する笹原陽一さんは「クラウドファンディングで資金が集まった際は、座間味島の高速船の待合室の一角に仮の展示スペースを設ける予定だが、最終目標としてクジラのミュージアムを作りたいという構想もある」と話す。
会場では、8年間にわたって座間味村が属する慶良間諸島でザトウクジラの親子を撮影してきた西村純さんによるザトウクジラの親子やホエールウオッチングの様子などの写真12点の展示のほか、WAVE TALE(ウェーブテール)さんの海やクジラなどをモチーフにしたアクセサリー、おおえゆいさんの海の生き物を描いた雑貨の展示販売も行われた。募金箱も設置し、寄付した人にはプロジェクトの缶バッジを、1,000円以上寄付した人にはプロジェクトのステッカーを進呈した。
「ザトウクジラ骨格標本プロジェクトPR展示」は2月27日・28日に第2弾を、3月20日には第3弾を予定。西村さんの写真展示のほか、海をテーマにした雑貨・アート作品の展示販売や同プロジェクトの応援ライブの開催も予定する。
笹原さんは「ホエールウオッチングで有名な座間味だが、クジラの生態について学ぶ場所がない。天気が悪くホエールウオッチングに出られない時などに楽しめる場を作ることができれば」と話す。
※第2弾となる2月27日・28日のイベントは新型コロナウイルス対策により中止となりました。写真展示のみ28日まで実施。3月20日の第3弾は開催検討中。