陶により制作された作品を中心に展示する三人展「CERAMIC WORKS」が2月22日、ギャラリー椿(中央区京橋3)で始まる。
塩澤宏信さんの作品「『発動機を作ることはできませんが、どこまでも運ぶことはできますよ。』(カブトムシ)」
参加する木村繁之さん、塩澤宏信さん、木下雅雄さんはいずれも個展、グループ展などで展示を重ねているアーティスト。今回は作品約30点を展示する。
ギャラリー椿の田中裕之さんは出展作家と作品について、「木版画と近年では木彫も手掛ける木村の、素材の素朴さの中に静謐(せいひつ)さとはかなさをたたえたテラコッタの人物像。塩澤の超絶技巧とモチーフへの造詣の深さから作り出される、生物と乗り物が融合したかのような空想上の装置。筋肉の彫刻で知られる木下の、SFアニメのコスチュームをまとったかのような大胆で精密なシリーズの作品群とドローイング。三者三様の表現をご覧いただける」と話す。
「私たちにとって身近な存在である陶という素材の可能性・面白さと、作家それぞれの素材への向き合い方を楽しんでいただければ」とも。
開廊時間は11時~18時30分。日曜・祝日休廊。入場無料。3月7日まで。