アールヌーボー期の銀製鏡を展示-初公開作品も

大きなアネモネ2本が中央の膨らみを囲んでいる「アネモネ」。1900年~1905年頃の作品。

大きなアネモネ2本が中央の膨らみを囲んでいる「アネモネ」。1900年~1905年頃の作品。

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 ポーラ化粧文化情報センター(中央区銀座1、TEL 03-3564-3651)3階化粧文化展示室で「アール・ヌーヴォー期の銀製手鏡 ~花と女性と天使たち~」が開催されている。

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 古くは銅や青銅などで作られていた鏡は、金属鏡から現在主に使用されているガラス鏡への推移の中で、鏡製造業が盛況だった紀元前のエトルリア、ローマでは材料として銀が好まれていた。銀製の鏡は高価で荘厳さを兼ね備えながら、純金属の中では最も丈夫なことなどからヨーロッパの上流階級を中心に愛用され、17世紀に歪みのない板ガラスの製法が考案されてから徐々に金属製鏡は衰退していく。

 今回展示される銀製の手鏡は、アールヌーボー期に作られ、花や植物、女性などを曲線や自然主義的な処理を装飾に用いたものを中心に、軽快・優美なルイ15世風のものなど、アールヌーボー期に移行する直前鏡など、初公開のものも含めた約45点を展示。

 開催時間は10時30分~17時。6月20日までは連日開催、以後は毎週水曜日のみ開催。9月12日まで。

ポーラ化粧文化情報センター

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