「銀座スカイウォーク」が5月4日・5日、開催される。主催は東京都。
東京高速道路(以下、KK線)上の新橋から京橋までの延長約2キロ間を歩行者空間にする同イベント。KK線は、末端部分が全て首都高に接続している一般自動車道で、有楽町、京橋、銀座、新橋などの都心部を通っている。戦後、銀座の復興と渋滞緩和策として銀座周辺の外堀、汐留川、京橋川を埋め立て高架道路として建設されたが、日本橋周辺の首都高地下化事業に伴い東京都が現在、歩行者中心の公共的空間「Tokyo Sky Corridor(東京スカイコリドー)」として再生させる取り組みを進めている。
イベントは、KK線再生の取り組みについて都民に知ってもらい、同事業の重要性や上部空間の将来の姿も体感してもらうおうと、東京都が企画。普段は歩けない高速道路をガイドと一緒に歩く「ウォーキングガイドツアー」を行うほか、有楽町駅と銀座一丁目駅付近の東京高速道路上に「再生モデルエリア」を用意する。「再生モデルエリア」では、参加者がくつろげる芝生広場やカフェを設け、タレントのモーリー・ロバートソンさんをゲストに迎えたトークセッションや音楽ライブなどのステージイベントも行う。
東京都都市整備局都市づくり政策部土地利用計画課の大野智永さんは「都が進める人中心の空間を生み出し何度でも歩きたくなるウオーカブルなまちづくりの象徴の一つが東京スカイコリドー。イベントでは、ウオーカブルな都市空間の魅力を体感してほしい」と話す。
開催時間は、4日=13時~20時、5日=9時~17時。参加無料。要申し込み(抽選制)。申し込みは公式ホームページで受け付ける。4月7日17時まで。
イベント開催に当たり、KK線と首都高八重洲線が車両通行止めになるので注意が必要。