街歩き型謎解きイベント「いにしえから受け継がれた秘められし宝」が現在、東銀座の周辺のエリアで開催されている。
イベントの企画・制作を手がけるタカラッシュ(品川区)と中央区観光協会、東銀座エリアマネジメントが共同で主催する。参加者は冊子に書かれた謎を解きながら東銀座エリアを捜索し、各所で入手した手掛かりを元に宝箱の場所を特定する。歌舞伎座や築地本願寺といった観光のランドマークが点在する同エリアの周遊を促し、地域経済の活性化につなげることを目的としている。
100年後の東銀座から来た青年と共に、ごみだらけになった未来の東銀座を救うために協力をするというストーリーで、環境破壊やごみ処理問題など、SDGsに関連する謎が用意されている。宝箱を見つけ出し、歌舞伎座地下2階の木挽町広場に設置されている「発見報告所」にキーワードを報告した人に、クリアしたことを証明する「エンディングカード」を進呈する。
11月1日の開始から、参加者数は4000人を超えた。東銀座エリアマネジメントの花登マユミさんは「参加者からは『東銀座の魅力を知ることができた』『謎解きをしながら観光もできて良かった』などの声を頂いている。イベント参加中に8割近くの参加者が飲食や買い物をしており、地域経済の活性化にもつながっていると感じている」と話す。
捜索推奨時間は10時~18時。参加無料。参加キットは、木挽町広場や中央区観光情報センターなどで配布する。外国人観光客向けに英語版のキットも用意する。参加キットの配布や発見報告所の営業は、歌舞伎座の開館時間に準じ、12月27日は17時まで、12月28日~1月1日は休み。2024年1月31日まで。