「東銀座エリア 風鈴イベント」が現在、東銀座エリアで開催されている。主催は東銀座エリアマネジメント(中央区築地4)、共催は東銀座まちづくり推進協議会。
2021年の東京オリンピック開催年に東京に来る人に向けて、「ウィズコロナ時代でも密にならずに楽しめるイベントを」という思いから始まり、今年で4年目を迎えるイベント。日本の伝統文化である風鈴を銀座~築地エリアの各所に飾り、生活の中に涼を取り入れる。
風鈴は、疫病よけや魔よけとして鐘形の青銅の鈴「風鐸(ふうたく)」を飾る日本古来の風習にちなんで採用。いわて銀河プラザ(中央区銀座5)の南部鉄器風鈴を、歌舞伎座や銀座松竹スクエア、築地本願寺などの代表的なスポットや飲食店の軒下に約90カ所、約500個をつり下げる。風鈴の短冊部分には、中央区37町の街並みと、それぞれの地域にちなんだ絵を描いた千社札の図柄を用いた。
銀座松竹スクエア(中央区築地1)の1階プラザでは、東京都の伝統工芸品「江戸風鈴」を設置する。SDGsの取り組みの一環として、短冊の一部に清水建設提供の間伐材から作られた木製の短冊を使い、木の香りと共に涼しげな空間を演出する。
同会場では、「仙台七夕飾り 展示イベント」(8月8日まで)も同時開催する。昨年好評を博した「仙台七夕」とのコラボレーションで、全長約6メートルの巨大な吹き流しや、中央区の子どもたちの願いが込められた短冊を結び付け、「仙台七夕」の7つ飾りをあしらったササ飾りを展示する。
東銀座エリアマネジメント事務局長の渋谷正芳さんは「風鈴イベントに加え、仙台七夕祭りとのコラボイベントも実施する。来場者用の短冊も用意しているので、遊びに来てほしい」と話す。
8月18日まで。