リシュモン F&A ジャパン(千代田区)は、オープンを翌日(12月1日)に控えた「アルフレッド ダンヒル銀座本店」(中央区銀座2、TEL 03-3562-1893)で11月30日、内覧会を行った。
同店は、「創業者のアルフレッドが住んでいたらこんな『家』に住んでいるのでは」(同社)と想定された新コンセプトショップ「HOME」の第1号店で、続いてロンドン、上海と世界3大都市にオープンする。店内は男性的な力強さを喚起する素材で構成された空間に自転車、地球儀、本、トイカーなどのビンテージアイテムをちりばめ、アルフレッド氏の遊び心のある世界観を演出する。当日入り口にはタキシード姿の男性と同社マスコットの「ブルドック」が登場し参加者を出迎えた。
1階グランドフロアではメンズウエアやレザーグッズ、ロンドンのビンテージ・ウエアショップ「OLD HAT」のビンテージ・レザージャケットのほか、ロンドンのアンティークディーラー「BENTLEYS」オーナーのティム・ベント氏がセレクトした旅行かばん、水槽をモチーフにした1950年代の「アクアリウムライター」など、オールアラウンドなビンテージ品を常時150~200点取りそろえる。来日した同社イメージ&プレス リレーションズ ダイレクターのヤン・デベル・ドゥモンビー氏は「初めてティムと出会ったのはパリの蚤の市。以来友人関係が続いていて今回初めてコラボレートできたことをうれしく思う。ここ銀座で新しいことにチャレンジしていきたい」と話した。
2階オーダーサロンでは、現在同社インハウス職人の中で10人しかいない皮かばんの全工程を1人で仕上げるハンドメイド職人トーマスさんが来日し、デモンストレーションを行った。スーツ、レザーグッズのほか78色と5種類のウィングカラーから選べるシャツのフルオーダーサービス(42,000円/1枚、オーダーは2枚から)や同店のみのサービスとなるソックスオーダーを展開する。
同ブランド初登場となるラウンジ「THE AQUARIUM」は、和食店「暗闇坂宮下」を展開するディーズ(渋谷区)代表の宮下大輔さんとパートナーシップで実現した。2階はカウンターと個室、3階のラウンジからは中央通りが一望できビンテージソファやシルバーが基調のライトや机を配置し、大人の男性がリラックスして楽しめる空間を演出する。
宮下さんは「メニュー構成はダンヒルさんと相談して決定したもの。表参道『洋食MIYASHITA』のスタッフも常駐しサービスを提供する」と話した。ランチ(11~17時)では、サンドイッチやスコーンが楽しめる「アフタヌーンピクニックセット」(2,500円)、インド・ダージリン地方でバイオダイナミックス農法を実践するマカイバリ茶園の紅茶「ダンヒルブレンド」(1,000円)、「アッサム」(900円)などを、ディナー(17~24時)では「オーガニックビーフフィレのロースト」(3,500円)、「メイフェアー」「アクアリウム」「1893」など同社に由縁のある名前が付けられたカクテル(各1,500円)などを、それぞれ提供する。
営業時間は、ショップ=11時~20時(平日)、11時~19時(日曜)。ラウンジ=11時~24時(平日)、11時~22時(日曜・祝日)、バーバー=11時~20時(平日)、11時~19時(日曜)。