元編集者の女性社長が銀座に創作料理店-湘南の地元食材メーンに

コンセプトにある「湘南の空気のようなのんびりした空間」を演出した店内のようす

コンセプトにある「湘南の空気のようなのんびりした空間」を演出した店内のようす

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 元編集者の山下佳奈子さんが運営する「エディット・V」(港区)は8月25日、湘南の食材を扱った創作料理店「小湘亭(こうみてい)」(中央区銀座5、TEL 03-3289-4753)をオープンした。同社は飲食店展開の運営のほか書籍、雑誌に関する企画・制作も行う。

 山下さんは1990年、リクルートに入社。スクール情報誌「ケイコとマナブ」や結婚情報誌「ゼクシィ」九州版・東北版の創刊時に立ち上げに携わり、2003年に退職を決意した。リクルート勤務時代に飲食店の経営に参画したことや、「ゼクシィ」担当時代のクライアントがホテル・レストランなどであったことなどが「糧」となり、「新しいアイデアが生まれる空間を作りたい」と銀座8丁目にバー「Bar Edit!」を2004年にオープンした。客層は「マスコミ、編集関係、リクルートOB」(山下さん)などが多いという。

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 バーに続く2店舗目となる同店は、自身が神奈川県藤沢市出身で、「湘南エリアの新鮮な食材を扱った食事処を作りたい」という思いからオープンを決意した。「鎌倉野菜」「みやじ豚」「江ノ島のしらす」など湘南エリアの地産地消食材を中心に、素材を生かした創作料理を提供する。

 席数は37席で、カウンターやテーブル席のほか半個室と個室も完備。コンセプトは「湘南の空気のようなのんびりした空間で、おいしく食べて心も体も健康に」で、30~40歳代の男性にターゲットを据えた。客単価は6,000円。

 メニューは、「青い卵でつくるしらす入り玉子焼」(980円)、「みやじ豚の蒸しゃぶ」(1,490円)、「カサゴの塩煮」(2,600円)、ドリンクメニューは湘南唯一の酒造・熊澤酒造の「湘南ビール」(1,000円)、小湘亭オリジナル「しらす酒」(750円)など。

 「組織を意識せず、自分の思いがかたちになることや、いろいろな人と出会うことができるようになり考えの幅が広がった」と山下さん。「編集の仕事は、ダイレクトに読者が喜んでくれているところが見えなかったが、サービスの仕事は(お客さまが)リアルに喜んでくださることがわかり、自分にとってそれが楽しく、やりがいだと気付いた」とも。今後5年以内に地域密着型店「小湘亭 湘南本店」を計画している。

 営業時間は、月曜~土曜=17時30分~翌1時、日曜・祝日=16時30分~22時30分。