ワタベウェディング(本社=京都市)は10月1日、日比谷公園の旧公園資料館を改修し、「フェリーチェガーデン 日比谷(千代田区日比谷公園、TEL 03-5501-4441=開設準備室)」をオープンする。
旧公園資料館は、ドイツ・バンガロー風の木造建築で、明治時代に建てられた洋風建築であることから、東京都の有形文化財に指定されている。
延床面積は200平米で、内装は「和装・洋装どちらもマッチ」するクリーム色を基調としているのが特徴。同公園の歴史などを展示する展示コーナー、多目的ホール、控え室、サロン、控え室兼ブライズルーム(3部屋)を備える。
同施設は、東京都が公募した日比谷公園内の「旧公園資料館」の保存・活用事業者に同社が2005年2月に選定され、文化財建築補修に加え、隣接する図書棟を挙式可能な多目的ホールとして改装、オープンするもの。同社が手掛ける歴史的建造物の挙式可能施設としては8施設目で、東京都建設局初となる文化財の民間活用事例ともなる。
同社広報担当者は、「公園に結婚式という新たな魅力を作るだけでなく、多くの人に楽しんで頂けるようなイベントを提供する貸しホールを提供する」と話している。同社は初年度挙式数約140組、約1億1,000万円の売り上げを見込んでいる。