銀座・泰明小学校の児童60人がギャラリー巡り-柳画廊・副社長が企画

日動画廊での様子。同画廊担当者の解説を熱心に聞く児童の姿が見られた

日動画廊での様子。同画廊担当者の解説を熱心に聞く児童の姿が見られた

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 銀座柳画廊(中央区銀座5、TEL 03-3573-7075)副社長・野呂陽子さんが企画する「泰明小学校の画廊めぐり」が7月9日に開催され、泰明小学校3年生60人が銀座の4画廊を訪問した。

 野呂さんからの提案を受けた同小学校では、3年生の学習課程である社会科の地域学習や、図工科で力を入れる美術鑑賞教育を目的に、銀座の街の特徴でもある約200を越える「画廊」を切り口とした地域の特色を学ぶ授業の一環として実現した。

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 児童は3グループに分かれ、担当教員、代表の保護者13人や東京新中央ロータリークラブからの参加者がそれぞれ付き添い、「銀座柳画廊」「日動画廊」「泰明画廊」「ギャルリーためなが」を時間差で訪問した。

 野呂さんが引率する第3グループが最初に訪れたギャルリーためながでは、開催中の智内兄助(たちないきょうすけ)さんの個展を同ギャラリー担当者の解説を聞きながら鑑賞。「なぜ銀座に画廊を建てたのですか?」という積極的な児童の質問に対し、「銀座は昔から画廊の街で、絵が欲しい人たちは銀座に買いに来ていました。人がたくさん集まることから銀座に画廊を開きました。この先も引越しすることはありません」と分かりやすく担当者が答えた。

 同グループはこの後、順に他の3画廊を訪問。「この絵が一番好き」「この絵はこのひまわりと落ち葉が描かれているのが良い」など解説する児童の姿や、作品の至近距離に近づこうとする児童も見られ、付き添った教員から「作品からもっと離れなさい」「危ない!」など素早い注意の声が飛ぶ一幕も。ガラス作品を展示する日動画廊では「ちょろちょろ動き回るので、見ているだけでヒヤヒヤする(汗)」と付き添った保護者の本音も漏れていた。

 野呂さんは「小さいころから絵を見る習慣を身につけていると大人になって学ぶ人とは歴然の差が出る。銀座で育つ皆さんには銀座に多くの画廊があることをぜひ覚えていてほしい」と話した。東京新中央ロータリークラブの石原さんは「普段は聞けない作品に対するギャラリーの方々の解説がそれぞれ聞けて良かった。秋にはロータリー主催でさらに少人数ずつに分かれて古美術などを扱うギャラリー巡りを行ないたい」と今後の企画にも触れた。