伊東屋ギャラリーで女性画家の個展-イタリアを描いた新作約50点

「光と影が織りなす、色とかたちの不思議を追って描き続けています」という荒井裕子さんの作品

「光と影が織りなす、色とかたちの不思議を追って描き続けています」という荒井裕子さんの作品

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 銀座・伊東屋(中央区銀座2、TEL 03-3561-8311)9階ギャラリーで7月11日、イタリアを描き続ける荒井裕子さんの個展「光の風景・イタリア」が始まる。

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 荒井さんとイタリアとの関係は1991年にさかのぼる。「イタリアの偉大な芸術をこの目で見たくて」訪れたのが始まりで、街や文化、人、空気そのものに魅せられ、その光あふれる風景を描き続けてきた。同ギャラリーでは1999年より毎年個展を行ない、今年で11回目を迎える。

 展示するのは、荒井さんが拠点とするベネチアやその近郊の街などイタリア各地を旅して出会った「魅力的な」光景を「柔らかな色合いの」水彩と「強く深い色のリズムを持つ」アクリルガッシュで描いた新作約50点。それぞれ特徴の異なる技法を使い分けた作品から「『そこに居たくなる光景』を感じていただければ」と荒井さん。

 会場では、初のアクリル画作品集「 L'Italia della Luce」(価格未定)や2010年版カレンダー2種、水彩画のポストカード、パノラマサイズのグリーティングカードを販売するほか、作品集のために描き下ろした原画も展示する。

 会期中、「イタリアの話をしたい」と荒井さん自身もできる限り会場に常駐予定。同ギャラリー担当者は「イタリアの雰囲気を思いっきり味わって、陽気なバカンス気分を楽しんでいただければ」と話す。

 開催時間は、水曜~土曜=10時30分~20時(初日のみ13時から)、日曜~火曜=10時30分~19時(最終日は18時まで)。入場無料。今月20日まで。

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