ライカ銀座店(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)で1月8日、注目を集める気鋭写真家・若木信吾さんの写真展「内田裕也」が始まる。
1971(昭和46)年静岡県浜松市生まれの若木さんは、ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真課卒業後、米メディア「The New York Times Magazine」「Newsweek」や、国内でも雑誌「SWITCH」「coyote」などのカルチャー誌や音楽媒体で活躍。映画監督としての顔も持ち2007年には監督・脚本を手がけた「星影のワルツ」が公開され、昨年10月には2作目となる「トーテム Song for home」で台湾の原住民の音楽グループにフォーカスしたドキュメンタリーにも挑戦している。
今回、若木さんが撮影したのは「ロックの帝王」内田裕也さん。ロングの白髪に白黒のコントラストが目を引く衣装をまとった内田さんを「強烈で印象的」に仕上げたモノクロ写真14点を展示する。プリンターはモノクロプリントラボ「The Prints」代表の久保元幸さんが担当。「今回のプリントは何と言っても白のトーンが命。黒の深みがいかに白を支えることができるか、そこが写真家の意図を、プリントを通じて表すことができるか否かの分かれ目」と自身のサイトでコメントしている。
ライカカメラジャパン広報担当者は「時代こそ違うが、強烈な個性をもつそれぞれのクリエーターのコラボレーションが実現した。この3人による共作とも言える写真展をぜひご覧いただければ」と話す。
開催時間は11時~19時。月曜定休。4月4日まで。