銀座三越(中央区銀座4、TEL 03-3562-1111)で1月16日、エッセイスト、画家、ワイナリーオーナーなどの肩書きを持つ玉村豊男さんの新作絵画展「里山の恵みを描く」が始まる。場所は8階催物場。
1945(昭和20)年、日本画家の玉村方久斗氏の五男として東京に生まれた玉村さん。パリへ留学後、東京大学フランス文学科を卒業後、通訳、翻訳などを経て文筆家として活躍。1983(昭和58)年に長野県へ移り住み、1994年より画業を本格的に始動した。2003年、「ヴィラデストガーデンファーム アンド ワイナリー」(長野県東御市)を設立、2007年には元箱根に「玉村豊男ライフアートミュージアム」をオープンするなど多岐にわたり活躍している。
信州の里山に咲く花や、実のなる植物など「1年を通して命あるもの」を描き続ける玉村さんの作品を紹介する同展は今回で12回目。会場では、新作原画や元箱根の美術館に昨秋から展示していた水彩画30点(40万円~)を中心に、版画を含む計100点の作品を展示販売する。そのほか、カレンダー(A4サイズ=1,001円、卓上サイズ=801円)やワイナリーのオリジナルグッズ、ワインも販売。
玉村さんは「里山に農園を開いて18年。見飽きることのない自然の造形の美しさを、雑木林に囲まれたアトリエから報告します」とコメントする。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月22日まで。