デュープレックス銀座8階に6月7日、焼酎無料居酒屋「居酒屋革命 銀座本店」(中央区銀座5、TEL 03-5565-3105)がオープンする。経営は飲食革命(板橋区)。
1人がフード2品を注文すれば焼酎が何杯でも無料になるという新たな切り口で飲食業界に挑む同社。大山総本店(板橋区)に続き、今月2日には吉祥寺本店(武蔵野市)、葛西店(江戸川区)、巣鴨店(豊島区)を同時オープンした。銀座店は「女性にやさしい」をコンセプトに据え、女性に限り日本酒と梅酒も無料にするサービスも展開する。
同社の「仕掛け人」であるプロデューサーの天野雅博さんは、これまでに酸素バーを日本に持ち込むなど新規事業の立ち上げや、「それでいいのかサラリーマン!」「貧乏は完治する病気」などの著書を持つ執筆家としての肩書きを持つ。飲食業界とは無縁で居酒屋へも足を運んだことがなかったという天野さんが発想したのが「焼酎無料」のコンセプト。
焼酎は米・麦・芋を用意し、水・氷も無料。有料の日本酒や焼酎も別途用意しているが半年前にオープンした大山総本店では9割以上の来店客が無料焼酎を注文するという。銀座店は個室8部屋を完備し、立ち飲みスペースも設けた。店舗面積は64坪で、席数は90席。居抜き物件を利用し初期投資を抑えた。
天野さんの出身地である北海道の網本直送の新鮮素材も「売り」の一つ。「漁師の5点盛り」(1,280円)、「帆立のバターしょうゆ焼」(520円)、「北海道直送 ほっけ焼き(半身)」(480円)や「ちゃんこ鍋」(920円)、「海鮮まかない丼」(880円)などを提供。女性を意識した「黒みつきなこアイス」(250円)、「季節のフルーツ」(500円)などのデザート類も用意する。
銀座店では「通常8,000円の予算が約2,000円の客単価で収まるのでは」とは同店広報担当者。同社は今後5年間で300店舗の展開を視野に入れる。
天野さんは自身のブログで「おすし屋さんが焼酎無料を始め、東京でも焼酎無料居酒屋がドンドン誕生している。今後はうちだけの専売特許ではなく他店がドンドンこのようにまねをしていただければお客さまにとっては大変うれしいこと。5年後居酒屋業界は焼酎が無料になっていることは多分当然のような気がします」とコメントしている。
営業時間は17時~翌5時。