豚骨ラーメン店「九州じゃんがら銀座店」（中央区銀座6）が7月7日、再オープンする。

　1991年に銀座7丁目に開店した前店は2007年3月30日、出店したていたビルの建て替えという「突然の申し出」により一時閉店を余儀なくされた。その後、移転先を探すが2007年当時はブランドショップビルの建設ラッシュによる銀座の地価高騰などにより困難を極めていた。そうした中、今年に入りようやく物件が見つかり3年4カ月ぶりに銀座での再オープンを迎えることになった。

　銀座での移転先が見つかるまでの代替え店として2007年にオープンした神田西口店は先月閉店し、銀座店へバトンタッチ。創業25周年を迎えた秋葉原本店や銀座店を含め都内で6店舗を運営する。新店舗の面積は約36平方メートルで、「昔なつかしい憩いの店」を内装イメージに据えた。前店はカウンター席だだったが、新店はテーブル席のみの16席を用意する。

　メニューはマイルドな「九州じゃんがら」（600円）、特製自家製マー油の柔らか旨みスープ「こぼんしゃん」（700円）、辛みスパイスが特徴の「からぼん」（750円）、夏季限定オリジナルつけ麺「つけちゃん」（780円）、冬季限定「ホットつけちゃん」（800円）など。広報担当者の八木さんが予想する「一番人気」メニューは「九州じゃんがら全部入り」（1,000円）。

　前店では銀座かいわいの会社員や来街者、歌舞伎座、演舞場などの観劇帰りの来店者が多かったという。新店でも会社帰りのサラリーマンや深夜の来店客のほか、家族連れでの来店を見込み、子ども向け「キッズらあめん」も用意する。想定客単価は800円。

　営業時間は10時45分～23時30分（金曜は翌3時まで、土曜・日曜・祝日は23時まで）。