自転車部品メーカーのシマノ(大阪府堺市)が運営する青山のアンテナショップ「OVE(オーブ)」(港区、TEL 03-5785-0403)が10月30日、銀座エリアの名物建築を自転車で巡るイベント「建築デザイン散走」を開催する。
同店が提唱する「散走」は、途中に食事や景色などを楽しみながら散歩するように自転車で走行する楽しみ方で、これまでにも日本橋、築地、武蔵野、鎌倉など季節やテーマに合わせたサイクリングイベントを開催。「乗ること以外に目的を持つことで、幅広い層に自転車を身近に感じてもらいたい」と2006年より行っている。
今回のイベントは、今月29日から始まる東京デザイナーズウィークに合わせて同店でも「バイクデザインウィーク」を開くことから、「デザインを身近に感じていただける」建築デザインにフォーカスした。「大胆な曲線」をテーマに据え、銀座かいわいに出現する「大胆な曲線」を持つピアス銀座ビル、デビアス銀座ビルディング、ジーキューブなどを、建築MAP東京(TOTO出版)やオールアバウトで「建築家と家を建てる」ガイドを務める川畑博哉さんを講師に迎え自転車で訪れる。
同店スタッフの舟橋和さんは「訪れる建築はうねるようなファサード(外観)デザインが特徴。近年、コンピューターにより可能となったデザインで、ファサードデザインの代表格ともいえる。そのほか最近話題の建築物も訪れる」と話す。
参加者は同店で軽食を取りながら、川畑さんから「本日の見どころ」についてのレクチャーを受け、その後、同店が用意する自転車を使ってサイクリングを楽しみながら銀座へ向かう。銀座では川畑さんの解説付きで建築物を楽しみ、同店へ戻る。集合は10時、解散は14時を予定。
参加費は5,000円(レンタサイクル・ヘルメット・グローブレンタル代、昼食代、保険代を含む)。事前申し込み制。