資生堂(中央区銀座7)は3月14日、東日本大震災被災地へ向け義援金と支援物資を提供すると発表した。
支援するのは、水なしで使えるシャンプー「フレッシィ ドライシャンプー」と、「薬用ハンドソープ」、速乾性手指消毒剤「スピーデス」などの衛生用品で、それぞれ1万個(スピーデスは大サイズ、小サイズ各1万個)を用意。これらの物資は被災地支社・支店従業員などから特に要望が高かった商品だという。義援金は1億円。
また、シャンプー・リンスなどの生産を行う埼玉県の久喜工場が地震の影響で水が漏れるなどの被害を受け、2週間程度の操業停止を決定。在庫があるため商品供給への支障は当面ないという。
各工場では節電への取り組みとして生産計画を組み直すなどし、東京電力管轄内地域以外の工場への生産シフトを検討する。