有楽町駅などを再現した大型ジオラマに新幹線、山手線などのNゲージ模型が走行する鉄道カフェ「Cafe&Bar STEAM LOCOMOTIVE(スチームロコモティブ)」(千代田区有楽町1、TEL 03-3211-0610)が7月15日、有楽町にオープンした。
ビックカメラ有楽町店なども配して有楽町駅前を再現(関連画像)
Nゲージ鉄道模型などを販売する「ポポンデッタ」(千代田区外神田3)がプロデュースした同店。有楽町駅、ビックカメラ有楽町店などを配した1.6メートル×5メートルの大型ジオラマに加え、オリジナルブレンドの「スチームロコモティブコーヒー」を主力メニューに据え、カフェ業態へ初進出する。
場所は新有楽町ビル1階。店舗面積は約30坪で、店内中央に置いたジオラマには全長20メートルのレールを設置し、東海道新幹線、山手線などNゲージ車体が走行する。同社の太田和伸社長が家族総出で1カ月かけて製作したジオラマで、200個以上のLED照明を内蔵。バータイムには夜景も楽しめる。今後は東京国際フォーラムを「建設予定」とも。
「鉄道ネタのカフェだが、レストランとしてもきちんとしたものを出したかった」とポポンデッタ商品部部長の中瀬至さん。ドリンクメニューは「南米ホンジュラスで栽培されたコーヒーを港まで運ぶ蒸気機関車のボイラーで焙煎(ばいせん)したコーヒー豆」という「設定」でブレンドしたコーヒー(450円)、ラテ(550円)など。アルコールメニューでは生ビール(700円)、カクテル、ワインなどに加え、山手線、中央線など車体の色に合わせたオリジナルカクテル10種(700円~)も用意する。
フードメニューでは、サラダ、パスタ、ピザなどの定番ラインアップに加えて、厚切り具合が特徴の「SL機関士の男前ポテトチップス」(600円)、肉を石炭に見立てた「黒いダイヤステーキ」(800円)、サイズ違いのハンバーグを2段重ねで盛り付けた「SLハンバーグプレート」(950円)などの変わり種も取りそろえる。
販売コーナーでは、靴下やペンなど全国の鉄道会社から集めた鉄道グッズ約300種を取り扱う。
客単価は、夜=3,000円、昼=1,100円。ターゲットは近くで働く人と「全国の鉄道ファン」。中瀬さんは「ライトユーザーの方に向けては、いつも通っている通勤電車が(カフェを通して)面白くなれば」と話し、「マニアの人には開放された空間で、マニアトークに花を咲かせてもらえれば」と期待を寄せる。
営業時間は7時30分~23時(土曜は8時~22時、日曜は10時30分~21時)。