北海道産ひこま豚を一頭丸ごとで仕入れ国産ワインとともに提供する「ワインバル 銀座 MA SALLE(マ・サール)」(中央区銀座3、TEL 03-6228-7889)が2月14日、銀座3丁目にオープンした。
運営はタベルコーポレーション。代表の林マサルさんは、豚肉料理専門店で店舗開発などを担当して2010年に独立。「食を通して面白いことをやりたい」との思いで同年、「ワイン懐石 銀座 囃shiya(はやしや)」(銀座3)をオープンした。
「囃shiya」が地下1階で営業する三原通り沿いのビルの1階へ出店し、「囃shiya」がコース料理をメーンに扱うのに対して「気軽にアラカルト料理を楽しめる店」と位置付ける。店長は1980(昭和55)年北海道生まれの小貫健介さんで、林さんとは豚肉料理店時代の仕事仲間だったという。
店舗面積は7.7坪で、高めのテーブルに12席を設ける。内外装は、のれんや椅子などに使う赤と、壁面などに使う白を基調にしたカジュアルな雰囲気が特徴。
メニューは、北海道「道南アグロ」から一頭で仕入れるひこま豚を使った「パテ・ド・カンパーニュ」(490円)、「まるごと豚バラグリル」(750円)、「豚ヒレの湯霜 和風カルパッチョ おしょうゆのジュレで」(880円)などが主力。ひこま豚は「臭みがないのが特徴。さっぱりしていて、いろいろな料理に合わせやすい」と小貫さん。
ドリンクは「囃shiya」同様、仲村わいん工房「がんこおやじの手造りわいん」、ココ・ファーム・ワイナリー「農民ドライ」などの国産ワインに力を入れる。産地は「北海道から大分まで」幅広く、赤白合わせて約36種を展開。グラスワイン(480円)は升酒スタイルで提供する。そのほかロゼ、スパークリング、ビールなども。
「囃shiyaでの予約を待つ時間や、飲み直したい時などにも寄ってもらえれば」と林さん。小貫さんは「オープンしたばかりだが、いずれは近くにまた違ったコンセプトで店舗を広げていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~14時、17時~23時。