見る・遊ぶ

中国出身の国際派デザイナー ジヤンピン・ヘさん、銀座gggで展覧会

会場にはポスターなど約50点を並べる(写真=藤塚光政さん)

会場にはポスターなど約50点を並べる(写真=藤塚光政さん)

  • 0

  •  

 「ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」(中央区銀座7、TEL 03-3571-5206)で現在、中国出身でベルリン在住のグラフィックデザイナー、ジヤンピン・ヘさんの展覧会「フラッシュバック」が開催されている。

「キース・ゴダード」(2011年)

[広告]

 ヘさんは1973年中国生まれ。中国美術学院でグラフィックデザインを学び、ベルリン芸術大学の修士課程で美術を選考した。2011年にベルリン自由大学で文化史の博士号を取得。2002年にはベルリンにデザインスタジオ兼出版社「hesign」を設立し、2008年には杭州に支社を設立。グラフィックデザイナーとして活躍しながら、香港理工大学、杭州の中国美術学院で客員教授を務める。

 「アジア的」な雰囲気を残しながら、「ヨーロッパ的」なコンセプトに基づいた作風で、写真と文字を組み合わせて仕上げるビジュアルイメージは力強く美しい。ニューヨークADC賞銀賞(2001年)、モスクワ国際グラフィックデザインビエンナーレ・ゴールデンビー・ポスター賞(2007年)、東京TDC優秀賞(2007年~2011年)など国際的に高い評価を受け、新世代を代表するグラフィックデザイナーとして注目を集めている。

 「ふと振り返ると」を意味する「フラッシュバック」をキーワードに展開する同展。会場では、ヘさんが過去15年間に手掛けた仕事から約50点のポスターとブックデザインを一堂に紹介する。

 開催時間は11時~19時(土曜は18時まで)。日曜・祝日休館。入場無料。6月28日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース