高級紳士服ブランド「ブリオーニ 銀座店」（中央区銀座4、TEL 03-5524-2630）は11月18日より、「007 JAMES BONDフェア」を開催する。

　ブリオーニは1945年、イタリア・ローマに設立された紳士服ブランドで、1952年にフィレンツェでメンズファッション史上初のファッションショーを行い、紳士服の見本市「ピッティウオモ」の事実上の創始者として世界中の注目を集めた。1983年、独自の縫製学校「ナツァレノ・フォンティコリ高等縫製学校」を開校、1期約20名という少人数制で5年間技術を学んだものが同社の工場に職人として就職するなど、職人の養成にも力を入れている。

　同ブランドのスーツは180を超える工程を経て作られ、着心地に影響するパーツなどはすべて職人のハンドワークにより仕立てられるため「プレタポルテのクチュール」として知られるほか、1995年の映画「007 ゴールデンアイ」以降、主人公ジェームズ・ボンドに衣装提供を行っていることでも知られる。

　フェアで販売される商品は、ボンドが最新作「007 カジノ・ロワイヤル」で着用したプロトタイプをもとに製作したタキシードで、価格は73万5,000円。ブランド特注の裏地とスペシャル・ラベル、ピストル用ホルスター、機密書類用のホルダー、袖の裏地には飛び出しナイフを入れるケースなど、大小8つの内ポケットを備えた特別仕様のもの。プレタポルテのみの提供となる。また、銀座以外の店舗でもタキシードを販売する。

　銀座店はアジア初の旗艦店として2002年にオープンした。また、同ブランドはレディスラインを欧米ですでに展開しており、日本でも2007年春から本格展開する。営業時間は11時～20時。無休。

Photo : Jay Maidment
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Brioni