飲食事業を展開するウメザワ(中央区銀座3)は11月29日、牛肉をメーンに扱うビストロ「Rotisserie Buf D’or(ロティスリー ブフ・ドール)」(中央区銀座3、TEL 03-3563-6777)をオープンした。
同店はイタリアンレストランだった「ダイニング ゼクウ」をリニューアルオープンしたもの。店舗面積は32坪で、客席数は32席。バーも備える。店内デザインは、5年前から同社のレストランデザインを手がける同社の梅澤光央専務が担当。「くつろいで食事をして頂ける店内」がコンセプトで、れんがの壁や木を用い、ワインレッドをポイントに使用、フランスで購入したたくさんの牛グッズを配置した。店名の「ブフ・ドール」はフランス語で金色の牛という意味で、同社が牛肉をメーンに取り扱うビストロ業態を展開するのは初。
カウンターには鉄板と、マイナス40度まで温度設定ができる特別注文の冷却専用の鉄板、季節ごとに魚介類などが入る水槽などを備え「新鮮なフォアグラをサラダにしたり、セミフローズンのデザートを作る」(同社広報担当者)という。
「フレンチのテイストを取り入れ、伝統的な料理も提供する」というメニューは「仏の甘長ねぎ」(500円)、「たもぎ茸」(500円)、「和牛肉刺し(カルパッチョ)」(1,200円)、「焼きフォアグラ」(1,500円)や、「牛を1頭買いし、上質な肉を提供する。肉の甘味を味わってほしい」(同広報担当者)という牛肉のメニュー「大トロリブ芯」(5,400円)、「天下のシャトーブリアン」(5,400円)、「超~柔らかフィレ肉」(4,600円)など。ワインはフランス産のみ取り揃え、力を入れたのが「地酒」という意の「ヴァン・ド・ペイ」で、3,200円から。客単価は4,000円~6,000円。
同店シェフには、銀座「マキシム・ド・パリ」の料理長や、代官山のフランス料理学校「ル・コルドンブルー東京校」の校長・教授を務めたことで知られる料理人、ダニエル・マルタンさんが1992年、表参道に開いた「ロティスリー ダニエル・マルタン」や、フランスのレストランでシェフを務めたルバード・ノウリーさんを呼び寄せた。同社広報担当者は「高すぎず、おいしくて体に良いものを売りたい」とし、同社初業態の店舗オープンについて「真面目においしいものを作り、技術を目の前で見て楽しんで頂きたいと考えたため」と話している。
営業時間は17時30分~23時(ラストオーダーは22時)。無休。