独自の世界観を繰り広げる漫画家・蛭子能収さんと根本敬さんの2人展「自由自在(蛭子能収)と臨機応変(根本敬)の勝敗なき勝負」が2月1日、イベントスペース「@btf」(中央区勝どき2、TEL 03-5144-0330)で始まった。
リリー・フランキーさんの「2人の画を家に飾りたい。買いたい」という発言をきっかけに実現した同展。1973(昭和48)年に雑誌「ガロ」に入選して漫画家デビューを果たし、1986(昭和61)年に劇団「東京乾電池」に参加するなど、俳優、バラエティー、映画監督など幅広い分野で活躍する蛭子さんと、蛭子劇画プロダクション・チーフを務め、「電波系」「ゴミ屋敷」などのキーワードを生み出してサブカルチャーへ影響を与えてきた漫画家・根本さんが、タッグを組んだ。
会場では、2人が昨年11月から会期直前まで取り組んできた共作絵画10点のほか、4メートル×2メートルの大型作品4点を含めた蛭子さんによる32点、根本さんによる100平方メートルの会場全体を使ったインスタレーションを紹介。「蛭子口」と「根本口」という2つの入場口を設けるなど、構成にも工夫を凝らす。
会期中にも2人で共同絵画を描く予定。今月9日には、蛭子さん、根本さん、リリーさんによるトークショーも開催(19時~、参加費=1,000円~、詳細は公式サイトで確認できる)。
開催時間は11時~19時。月曜・火曜・祝日は定休。同24日まで。