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銀座で松本零士さん60周年記念展-8カ月間ロングラン開催

若山美術館館長の武田さん。

若山美術館館長の武田さん。

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 若山美術館(中央区銀座2、TEL 03-3542-3279)で現在、「松本零士 漫画家生活60周年記念展 松本漫画の華麗なる宇宙」が開催されている。

松本零士さんが小学生のころに描いた漫画

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 4月27日から12月21日まで3期に分けて開く同展。パート1は「松本漫画の原点」をテーマに、デビュー初期の代表作である「銀の谷のマリア」などの少女漫画や、松本零士さんが15歳で月刊誌「漫画少年」主催の新人王を獲得した作品「蜂蜜の冒険」、自伝的作品「男おいどん」など約100点を展示。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊ハーロック」などのSF作品を描く以前の松本作品に触れることができる。

 松本さんが小学校時代に描いた「ドラゴンタイガー」「探検王」「巨星(ジャイアントスター)」「透明人間」など松本さん自身が所有している実物の漫画を複製したものや、自身も所有していない貴重な展示品も並べる。

 館長の武田文さんは逓信総合博物館の職員時代に松本さんのコレクションを紹介する展示会に携わり、その際、コレクターの若山徳光さんと出会ったのをきっかけに若山さんと共に同館を立ち上げたという。

 武田さんは「今回の展示は零士さんを囲む周りの人たちが『零士さん、60年間お疲れさま』の気持ちを込めて立てた企画。零士さん本人に喜んでもらえるような展示にしたかった」と話す。

 パート1「松本漫画の原点」の最終日となる6月29日には、松本さんと牧美也子さんによる共作童話の読み聞かせの会も予定する。

 開館日は水曜・木曜・金曜・土曜で、開館時間は13時~17時(金曜のみ19時まで)。入場料は、各パート=1,000円、3パート通しパス=2,000円。パート1は6月29日まで。パート2以降の予定やイベントの詳細などはホームページで確認できる。

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