銀座の中央通りで6月9日、「犬のお散歩会」が開催された。主催はミニチュアダックスフント向け商品を専門に扱う「銀座DAXDACHS(ダックスダックス)」(中央区銀座1、TEL 03-3535-4772)。
店主の巳作和恵さんの「自分と同じような悩みを持つミニチュアダックスの飼い主さんや飼い犬たちに喜んでもらいたい、(飼い犬たちに)元気に長生きしてほしい」という思いから、2002年2月にオープンした同店。店内では、6サイズを展開するミニチュアダックス用の洋服、自社開発・自社製造のドッグフード、同店オリジナルの犬用サプリメントなどを販売。トリミングや犬の「一時お預かり」などの有料サービスも提供している。
同イベントは昨年5月から開催。巳作さんは「『お散歩会』は飼い主さんが気軽に参加できて『ワンちゃんとの思い出づくり』ができるイベントを開きたいと思い、始めた」と話す。「銀座という場所でワンちゃんを連れて大勢で散歩するのは、思い出にもなり話のネタにもなると思う。地方の方からの評判も良く、ゴールデンウイーク中の開催では四国からいらっしゃった方もいた」とも。
当日は14時ごろに銀座通り口交差点に参加者が集合。歩行者天国となっている中央通りの銀座1丁目から8丁目に向けて、飼い主約30人、ミニチュアダックスなどの犬32頭の「散歩」が始まった。
散歩を見た人たちからは「ワンちゃんがいっぱい」と驚きの声が漏れ、通行人や外国人観光客から写真撮影を求められるシーンも見受けられた。出発から約40分後には、折り返し地点の8丁目に到着し、歩行者天国をバックに全員で記念撮影。「お散歩会」終了後には参加者が巳作さんを囲んでの交流の時間も設けられた。
飼い犬3頭を連れて栃木から親子で参加した20代男性は「最初は通行人から注目を浴びて恥ずかしかったが、飼い犬がうれしそうで、だんだん自分も楽しくなってきた。また機会があれば参加したい」と顔をほころばせ、母と娘で参加し、飼い犬とペアルック姿だった60代女性は「銀座という場所なのでもっと敷居が高いかと思ったが、とても参加しやすい雰囲気。飼い主同士で飼い方などの情報交換もできてとても勉強になった」と話していた。
「歩行者天国なので車の心配をせずにお散歩ができた。こんなに多くのワンちゃんたちと交流できる機会は珍しく、(飼い犬は)いつもよりはしゃいで散歩していたようだ」(初参加の30代女性)との感想も。
「ミニチュアダックスに限らず、他の犬種のワンちゃんも気軽に参加してほしい」と巳作さん。
次回のお散歩会は秋ごろを予定。参加の申し込み方法などは同店ホームページで確認できる。