東京交通会館(千代田区有楽町2)で7月13日、「とやま暮らしセミナー」が開かれる。主催は「くらしたい国、富山」推進本部。
近年、若者を中心に地方への移住や「地方暮らし」が注目されていることを踏まえ、同セミナーでは地方移住や「富山暮らし」についての情報提供や個別相談会を行う。
2008年から東京と大阪で開催。東京での開催は当初は年に2回だったが、昨年は参加者の増加や北陸新幹線の開業を見据えて4回開催した。今年6月1日に同所で開催した際は、63人が来場。20~70代以上まで幅広い年齢の、都内・近県在住者が参加した。
セミナーの第1部では同県の「定住担当者」が富山での暮らし方を紹介するほか、射水市・氷見市からも市の定住担当者が参加し、それぞれの市での暮らし方を紹介する。第2部では米国留学後にシリコンバレーを経て氷見に移住した人、東京からUターンして起業し、射水市をはじめ県内で地域活性化の取り組みを行っている人などを招き、フリートーク形式で富山暮らしの体験談や移住事例の紹介を行う。
第3部は個別相談会で、富山での就職や住まい、そのほか田舎暮らし全般についての個別相談を受け付ける。
富山県地域振興課主査の小野勉さんは「富山県には雄大で美しい自然、豊富で良質な水と新鮮でおいしい食の魅力、多彩な歴史や豊かな文化、充実した住環境や安心して子供を産み育てることができる環境、産業基盤と働く場の充実など、全国に誇れる魅力が数多くある。また、若い方にとっては地域を盛り上げるためのさまざまな『舞台』が準備されている」と話す。
「いよいよあと8カ月で北陸新幹線が開業し、都心と富山を約2時間で行き来できるようになるので、平日は東京で仕事をして、週末は富山の自然の中で過ごす新しいライフスタイル、いわば新幹線時代の定住・半定住を提案できるようになった。ぜひこの機会に富山の魅力を知っていただき、実際に富山県を見にお越しいただければ」とも。
開催時間は13時30分~16時30分。申し込み方法などの詳細は、「とやま暮らしセミナー開催のお知らせ」で確認できる。