東京都中央区内の銀座、晴海、日本橋などで11月2日、「中央区まるごとミュージアム2014」が開催される。
今回で7回目を迎える同イベントは「文化・芸術の秋に、中央区民はもとより、中央区を訪れるすべての人に中央区の文化的な魅力を発見・再確認してもらえるよう」、中央区および中央区文化・国際交流振興協会の共催により開催されているもの。一般企業、美術館、NPO法人や実行委員会などさまざまな組織が、それぞれの企画で芸術や歴史に関するイベントを開く。
当日は、参加者が同イベントの開催場所を回遊するための無料バス19台と船7隻も用意。同区のコミュニティーバスである「江戸バス」も、この日限定で無料で利用できる。昨年はバスを延べ5708人が、船は延べ3522人が利用したという。
当日は区内で配布するパンフレットを手に文化イベントや文化施設等を回遊できるようになっており、銀座エリアでは、「画廊に入ったことのない人、画廊の場所がわからない人」を対象にした「ギャラリー巡りツアー」(要事前予約)や、築80年を超える銀座奥野ビル(銀座1)の空間を利用して各種アート作品の展示などを行う「銀座奥野ビル306号室プロジェクト企画展」、泰明小学校(銀座5)の校庭で、銀座を拠点にしているギャラリーが若手作家を紹介する展覧会「銀座あおぞらDEアート」などが催される。
中央区区民部文化・生涯学習課長の吉原利明さんは「今年は新たに9つのイベントが加わって多彩な文化イベントが繰り広げられる。秋の一日、ゆっくりと区内を回遊され、参加される皆さんがそれぞれ興味をお持ちの分野の文化イベントをお楽しみいただきたい」と話す。
「毎年好評を得ている無料バスと船は、今年も回遊しやすいようにルートなどに工夫を凝らし、運行する。中央区観光特派員やリバーガイドの皆さんによる周辺ガイドも行うので、車窓・船上からも中央区の魅力を体感していただければ」とも。
開催時間は9時~17時。各イベントの詳細は同催しのホームページで確認できる。