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京橋LIXILギャラリーでタイル展-「メディア」の観点から70点

19世紀イギリスに実在した女性の肖像画タイル-「タイルが伝える物語~図像の謎解き~」

19世紀イギリスに実在した女性の肖像画タイル-「タイルが伝える物語~図像の謎解き~」

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 京橋のLIXIL(リクシル)ギャラリー(中央区京橋3、TEL 03-5250-6530)で12月4日、「タイルが伝える物語~図像の謎解き~」展が始まった。

聖書の物語を描いたタイル-「タイルが伝える物語~図像の謎解き~」

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 同展は同ギャラリーと「INAXライブミュージアム」(愛知県常滑市)との共同企画。

 紀元前から近代までのタイルコレクションの中から1000点を常設展示する同ミュージアムの「世界のタイル博物館」から、「物語や教訓、信仰、文化を発信するメディア」という観点から約70点のタイルを選び、描かれた物語やメッセージとともに紹介する。

 土を焼いて作られるタイルは、古代メソポタミアの神殿の壁やエジプトのピラミッドの内部などにも使われていたが、時代が進むに連れ、壁や床を装飾するだけでなく視覚的イメージを共有する「メディア」としての機能を持ち始めたという。

 同ギャラリーの村木玲美さんは、「タイルに込められた物語を読み解きながら、美しさや装飾性にとどまらない、一歩踏み込んだタイルの面白さを発見していただければ」と話す。

 会場内の「西洋のタイルから」では、「ハガルの追放」を題材にした19世紀オランダのマンガン彩組絵タイルとドイツのKPM(王立磁器製作所)ベルリン窯で作られた陶板を見比べることができるほか、近代イギリスで家庭の暖炉まわりに使われた、イソップ物語やシェイクスピアの戯曲をモチーフにしたタイルなどを紹介。

 「中国のタイルから」では、桃源郷を主題とした染付陶板や、イギリス人陶芸家バーナード・リーチによる漢代の画像石をモチーフにした陶板などを展示。

 「イスラームのタイルから」では、詩人ニザーミーが詠んだ長編ロマンス叙事詩「ホスローとシーリーン」や、美男の預言者ユースフとエジプト高官の妻ズライハの恋を描いた「ユースフとズライハ」などを展示する。

 開館時間は10時~18時。入場無料。水曜、12月27日~1月4日休館。来年2月21日まで。

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